Vehicle
クラシック・フルサイズジープは顔の好みで、乗りたい年式にたどり着きます。
クラシック・ジープのなかでもワゴニアに代表されるフルサイズジープは、1963年のデビューからボディのプレスラインが変わることなく1991年まで生産されていたという特異な歴史を持ったアメリカ車です。
どんなクルマでも数年ごとにフルモデルチェンジが行われ、外観だけでなく、中身もその機構からガラッと変わることが通例ですが、フルサイズジープは中身や外観は変われど、ボディそのものはデビューから大幅に変わることなく生産されてきました。
それだけ完成されたボディデザインとも言えますが、そこにはジープの製造権が各メーカーを渡り歩いたことも理由のひとつです。
ゼロからフルサイズジープを開発した当時のカイザー社の設計が最終モデルまで生き続けたという、ある意味、時代遅れのまま生き続けたモデルがフルサイズジープだったのです。
最終年式のグランドワゴニアから、旧きよきアメリカのデザインを感じるのも、そういう歴史があるからかもしれません。
つまり、ボディ形状はほとんど変わらなかったことから、外観上の違いはフロントマスクやフロントグリル、それにボディサイドに貼られたウッドのデザインの違いなどになります。
自分のお気に入りのデザインが何年式の仕様なのか導き出して、憧れのフルサイズジープに出会ってください。

photo by Stellantis
ジープ初のステーションワゴンであり、世界初のオートマチックトランスミッションを搭載した4WDとして1963年に生まれたのがジープ・ワゴニアです。これが初代ワゴニア。フロントグリルはナローで、丸目2灯というフロントフェイスでした。ヘッドライトの内側にあるのはポジションランプではなく装飾です。愛称はRhino Grilleです。初代にはボディにウッドも貼られていません。

photo by Stellantis
ワゴニアのボディと同デザインで、当時のJeepにはフルサイズのピックアップトラックであるJ-200やJ-300も同年に登場しました。これもワゴニアと同様のフロントマスクを持ち、リアがベッドになっていました。写真は1963年式カイザー・ジープ・J-200グラディエーターです。このフロントマスクはワゴニアでは1965年までですが、Jシリーズは1969年まで採用されていました。

photo by Stellantis
1969年式カイザー・ジープ・ワゴニア。ボディのプレスラインはそのまま、フロントマスクは縦スリットが入ったグリルの丸目2灯になります。ボディサイドにはウッドのデカールが貼られ、高級感も増しました。このデザインのフロントグリルは、ワゴニアでは1966〜1969年式まで、Jシリーズトラックでは1974〜1978年式まで、フルサイズチェロキーではデビューした1974〜1978年まで採用されます。愛称はRazor Grilleです。

photo by Stellantis
1973年式AMCジープ・ワゴニア。1970年にジープの製造権はカイザーからAMCに変わります。この時期にはフロントグリルが格子状のデザインになり、ヘッドライトの外側の左右に装飾が入ったデザインが登場します。これはワゴニアにだけ採用されたデザインで、1970〜1973年までの4年間だけのデザインでした。愛称はCheese Grater Grilleです。

photo by Stellantis
1974年式AMC ジープ・チェロキー。この年にデビューしたフルサイズチェロキーにはRazor Grilleが採用されます。チェロキーは高級志向のワゴニアをベースにしたスポーツモデルという位置付けで、ウッドパネルやメッキモールを廃し、2ドアボディでデビューしました。

photo by Stellantis
1978年式AMC ジープ・ワゴニア。1974年式のワゴニアから1978年式まで、フロントグリルは格子状になり、ヘッドライトの内側にポジションランプを装備したものへと変更されます。弊社のクラシックワゴニア愛好家のなかではもっとも人気のあるデザインで、愛称はEgg Crate Grilleです。

photo by Stellantis
1981年式AMCジープ・チェロキー。フルサイズチェロキーは1980年式から先代のRazor Grilleを太くしたようなフロントグリルに角目2灯をセットした顔立ちに変わります。これはチェロキーとJシリーズピックアップにだけ採用されたデザインで、ワゴニアには採用されませんでした。愛称はMuscle Grilleです。

photo by Stellantis
1984年式AMC ジープ・グランドワゴニア。1979年式から鼻先が盛り上がった線状のフロントグリルに角目2灯に変更されます。1984年にフルサイズのワゴニアはグランドワゴニアというモデル名に変更されますが、グリルはそのままのデザインで採用されます。愛称Pig Nose Grilleです。ちなみにこのグリルはチェロキーやJシリーズトラックには1979年式にのみ採用されたレアなデザインになります。

photo by Stellantis
最終世代のグランドワゴニアには中央に2本のラインが入ったグリルに角目2灯を組み合わせたフロントマスクに。1986〜1991年式のグランドワゴニアに採用されます。1987年式から製造権がAMCからクライスラーに変わり、最終の91年式まで生産されますが、クライスラーはAMCのデザインのほとんどをそのまま引き継いで生産していたことになります。愛称はFinal Type Grilleと呼ばれます。
こうして各世代のフルサイズジープを見ていくと、ボディのプレスラインは変わっていないのに、顔立ちが違うだけでそれぞれイメージの違うデザインに感じるのが興味深いです。
現在ではどれもクラシックジープですが、お好みの顔立ちのモデルを探し、きっちりとレストア、整備をすれば普段のアシとしても楽しめます。これらフルサイズジープを一生の相棒にしたいという方はぜひ弊社にご相談ください。
どんなクルマでも数年ごとにフルモデルチェンジが行われ、外観だけでなく、中身もその機構からガラッと変わることが通例ですが、フルサイズジープは中身や外観は変われど、ボディそのものはデビューから大幅に変わることなく生産されてきました。
それだけ完成されたボディデザインとも言えますが、そこにはジープの製造権が各メーカーを渡り歩いたことも理由のひとつです。
ゼロからフルサイズジープを開発した当時のカイザー社の設計が最終モデルまで生き続けたという、ある意味、時代遅れのまま生き続けたモデルがフルサイズジープだったのです。
最終年式のグランドワゴニアから、旧きよきアメリカのデザインを感じるのも、そういう歴史があるからかもしれません。
つまり、ボディ形状はほとんど変わらなかったことから、外観上の違いはフロントマスクやフロントグリル、それにボディサイドに貼られたウッドのデザインの違いなどになります。
自分のお気に入りのデザインが何年式の仕様なのか導き出して、憧れのフルサイズジープに出会ってください。

photo by Stellantis
ジープ初のステーションワゴンであり、世界初のオートマチックトランスミッションを搭載した4WDとして1963年に生まれたのがジープ・ワゴニアです。これが初代ワゴニア。フロントグリルはナローで、丸目2灯というフロントフェイスでした。ヘッドライトの内側にあるのはポジションランプではなく装飾です。愛称はRhino Grilleです。初代にはボディにウッドも貼られていません。

photo by Stellantis
ワゴニアのボディと同デザインで、当時のJeepにはフルサイズのピックアップトラックであるJ-200やJ-300も同年に登場しました。これもワゴニアと同様のフロントマスクを持ち、リアがベッドになっていました。写真は1963年式カイザー・ジープ・J-200グラディエーターです。このフロントマスクはワゴニアでは1965年までですが、Jシリーズは1969年まで採用されていました。

photo by Stellantis
1969年式カイザー・ジープ・ワゴニア。ボディのプレスラインはそのまま、フロントマスクは縦スリットが入ったグリルの丸目2灯になります。ボディサイドにはウッドのデカールが貼られ、高級感も増しました。このデザインのフロントグリルは、ワゴニアでは1966〜1969年式まで、Jシリーズトラックでは1974〜1978年式まで、フルサイズチェロキーではデビューした1974〜1978年まで採用されます。愛称はRazor Grilleです。

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1973年式AMCジープ・ワゴニア。1970年にジープの製造権はカイザーからAMCに変わります。この時期にはフロントグリルが格子状のデザインになり、ヘッドライトの外側の左右に装飾が入ったデザインが登場します。これはワゴニアにだけ採用されたデザインで、1970〜1973年までの4年間だけのデザインでした。愛称はCheese Grater Grilleです。

photo by Stellantis
1974年式AMC ジープ・チェロキー。この年にデビューしたフルサイズチェロキーにはRazor Grilleが採用されます。チェロキーは高級志向のワゴニアをベースにしたスポーツモデルという位置付けで、ウッドパネルやメッキモールを廃し、2ドアボディでデビューしました。

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1978年式AMC ジープ・ワゴニア。1974年式のワゴニアから1978年式まで、フロントグリルは格子状になり、ヘッドライトの内側にポジションランプを装備したものへと変更されます。弊社のクラシックワゴニア愛好家のなかではもっとも人気のあるデザインで、愛称はEgg Crate Grilleです。

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1981年式AMCジープ・チェロキー。フルサイズチェロキーは1980年式から先代のRazor Grilleを太くしたようなフロントグリルに角目2灯をセットした顔立ちに変わります。これはチェロキーとJシリーズピックアップにだけ採用されたデザインで、ワゴニアには採用されませんでした。愛称はMuscle Grilleです。

photo by Stellantis
1984年式AMC ジープ・グランドワゴニア。1979年式から鼻先が盛り上がった線状のフロントグリルに角目2灯に変更されます。1984年にフルサイズのワゴニアはグランドワゴニアというモデル名に変更されますが、グリルはそのままのデザインで採用されます。愛称Pig Nose Grilleです。ちなみにこのグリルはチェロキーやJシリーズトラックには1979年式にのみ採用されたレアなデザインになります。

photo by Stellantis
最終世代のグランドワゴニアには中央に2本のラインが入ったグリルに角目2灯を組み合わせたフロントマスクに。1986〜1991年式のグランドワゴニアに採用されます。1987年式から製造権がAMCからクライスラーに変わり、最終の91年式まで生産されますが、クライスラーはAMCのデザインのほとんどをそのまま引き継いで生産していたことになります。愛称はFinal Type Grilleと呼ばれます。
こうして各世代のフルサイズジープを見ていくと、ボディのプレスラインは変わっていないのに、顔立ちが違うだけでそれぞれイメージの違うデザインに感じるのが興味深いです。
現在ではどれもクラシックジープですが、お好みの顔立ちのモデルを探し、きっちりとレストア、整備をすれば普段のアシとしても楽しめます。これらフルサイズジープを一生の相棒にしたいという方はぜひ弊社にご相談ください。

















